すたんぷつくーる!ストアで扱う樹脂版にはいくつかの種類があります。

今回は【活版印刷】で使える、自分で作成できる樹脂版について

どれを選択すれば良いのか、お勧めを紹介いたします。

 

業務用のテキン(活版印刷機)では、印圧を調整して紙に深い凹みをつける事ができますが、

印圧をあまりかけられないものであれば、凹みは浅い程度にしかつけられません。

それには「すたんぷつくーる!樹脂版」が使えます。

【樹脂版の厚み】1mm

【樹脂版硬度】少し硬い→紙に浅く凹みを付ける硬度があります。

その他の作成例では、

「すたんぷつくーる!樹脂版1mm」で浅い凹み

「れたぷれ!樹脂版1.5mm」で深い凹みを付け、

凹みに段差を付けて作成する例があります。

個人で深い凹みを付けて印刷するには、【レタープレス】式の印刷がお勧めです。

鉄のローラーの間を樹脂版と厚紙を合わせて通す事で全体を同じ圧力で凹ませながら印刷します。

※ローラーを通す版画と同じ仕組みです。

今回は上側の【活版印刷】で使える「すたんぷつくーる!樹脂版」について、作成工程を

説明致します。

太陽光で必要な部分だけを硬化させ、凸版を作成する樹脂版

1枚の樹脂板に図柄部分にだけ「太陽光(紫外線)」を当てて硬化させ

不要部分を水で溶かし落とす仕組み(硬化した部分は水に溶けなくなる)の樹脂版

・パソコンで図柄を作成

 

パソコンで図柄を作成したら、その図を【白黒反転】さらに【水平反転】します。

これを付属の「ネガフィルム」に【2枚】になるように印刷します。

 

本来業者が使用する専用のプリンターでは【黒濃度】が高く太陽光(紫外線)をしっかり遮り

硬化させたくない部分に光が当たって硬化する事はないのですが、

家庭用のプリンターの黒濃度では濃度が足りず、光を透過させてしまい、樹脂版全部が硬化して

しまいます。

そのため、2枚の印刷フィルムをぴったりと重ね合わせて【黒濃度を濃くして】光を遮ります。

※貼ってはがせるのりスプレーを軽くかけて、フィルム同士をぴったりと貼り合わせます。

※この方法以外に【真っ黒ネガフィルム】を使用する方法もございます。リンク先記事参照。

 

2枚重ねにしたネガフィルムに「図柄のサイズに合わせて樹脂版をはさみで切り」太陽光に

10分~15分感光させます。※黒濃度が足りないと全部硬化してしまいますので注意!

★樹脂版とネガフィルムもぴったりと貼り合わせます(フィルム側にのりスプレー)

ネガと樹脂版に少しでも隙間ができると、光が入り込んで図柄がぼやけてしまいます。

感光が終わったら、樹脂版を水に漬けて、ブラシで洗い落として行きます。

硬化しなかった部分は水に漬けると白く濁って溶けてぬるぬるした感じになるので、

ブラシを使って洗い落として行きます。

※図柄が細かいもの、線が細いものは不要樹脂を全部洗い落とさず、半分程度残す(土台、支えになる)

全部落としてしまうと、細い線等がくずれやすくなりますので、図柄の凸部分がある程度出たら

洗い落とすのをやめ、乾燥させます。

乾燥はドライヤーを使って【cold】である程度乾かします。※HOTを使うと樹脂版がゆがんでしまう

事があります。できれば暗い場所で半日以上置いて乾燥させます。

全体がしっかり乾燥したら、再度全体を太陽光に当てて完全硬化させ、完成です。

不要な部分ははさみで切り落とします。

お試し程度で小さな図柄で作成してみるなら

すたんぷつくーる!樹脂版セット」¥1,580-

と市販の歯ブラシ等で作成できます。

しっかりと作成し、また複数の樹脂版を作成していくなら

すたんぷつくーる!start-kit」¥3,980-

感光用フレームと洗い落とし専用ブラシ、スタンプする時用のアクリルブロック持ち手が付いています。

樹脂版はどちらも【A6サイズ】(105×148mm)のものが入っています。

図柄のサイズにもよりますが、1枚の樹脂版で複数枚の樹脂版を作成できます。

※感光する前に図柄に極力あわせて「水で洗いで落とす部分」が少なくなるように樹脂版を

あらかじめ切っておくようにしましょう、上の画像のものも、「小僧」の左右の空白を切っておけば、

無駄をもっと減らして、別の図柄で使う事が出来たはず・・・。

本格的に【おうちで活版印刷】の時代に突入となりました。