細い線や小さな文字で樹脂版を作成する場合、難易度が高く文字や線が欠けやすくなります。

樹脂版の特性を把握して対策することで上手に樹脂版の作成ができます。

今回は全体的に細い線でデザインした樹脂版の作成となります。

 

作成した画像を「白黒反転」+「水平反転」でインクジェットネガフィルムに印刷する画像を

作成します。

同じものを2部印刷します。

A6サイズのインクジェットフィルムに上下に同じ画像を印刷しています。

真ん中でハサミで切り、片方に「のりスプレー」を軽くかけ、ぴったりと合わせて

【黒濃度が濃くなった】ネガフィルムを作成、サイズに合わせて樹脂版を家庭用ハサミで切り

セットします。

樹脂版とネガフィルムは極力隙間をなくして感光すると文字等がくっきりと作成できます。

今回は真空で完全に密着できる【密着ポンプ】を使用します。

 

袋の中は一番上に透明下敷きを切った透明板、次にネガフィルム、次に樹脂版、後ろには「黒ビニール」

を配置し、吸引後樹脂版背面、側面が黒ビニールで覆われ、周りから光が入り込まない状態に

しています。

→ネガフィルムの透明部分(デザイン図柄部分)からしか樹脂版には光が入れない事になります。

感光は太陽光の紫外線で硬化できますが、寒いとか天気が悪いとかの条件により不安定なので

最近は安価に購入できるジェルネイル用のUVライトをお勧めします。

※一度樹脂版の感光時間が決まったら次回以降同じ設定で安定して作成できるようになります。

私の場合は、UVライトの外側2本をはずし、垂直の光だけをあてるため、上2本で感光しています。

また、樹脂版の下側に底上げの土台を置いてライトに少し近い状態を作っています。

この状態で【15分】感光します。

※細い線や小さな文字の場合次の工程が重要になります。

UVペンライトで追加の感光を行います。

細い線を作成する場合、樹脂版の底辺部分まで光があまり届いておらず、硬化が不十分な場合が

多く、洗い出しで欠けたり無くなってしまったりします。

図は樹脂版のイメージですが、細い線等は光の入り込む量が少なく、弱いため、底辺部分まで

硬化していない状態が起きます。

このまま水で洗い出しすると、表面は硬化していますが、洗って行くうちに硬化していない

根元側が解けて上の硬化した部分が流されてしまします。

これを防ぐため、UVペンライトで(直進ライト)で根元まで硬化させる追加感光を行います。

UVペンライトはかなり近づけて感光させるので、【ネガフィルムの黒濃度はかなり重要です】

黒が薄くペンライトの光が透過してしまうと、ペンライトの丸の形で樹脂版が硬化します。

注意して作成しましょう。

洗い出しで欠ける事なくキレイに作成できました。

出来上がった樹脂版で空押し

デザイン部分が出っ張って見えてしまっている人はしばらく別のものを見てからもう一度見て

みてください。凹みの画像になっています。

樹脂版にインクを乗せ

「ずるい活版印刷」をおこないます。

何がずるいかって、正規な印刷機を使わず安価な材料で印刷してしまうのがずるいのです。

キレイに印刷できました。正規の印刷機ぐらいのレベルで仕上がってしまいます。

だから「ずるい」のです。

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