刻印は樹脂版で作る時代 レザークラフトの新たな扉
樹脂版で刻印できるんじゃないか?ということで
実際に実験してみました。
使用した樹脂版は【れたぷれ!】で厚紙を凹ませて印刷する、デザインを自分で作成できる樹脂版キットです。
厚紙を凹ませて印刷する手法を「活版印刷」や「レタープレス」といいます。
今回使用の樹脂版を実際に印刷したものがこちらになります。
今回の刻印で使用した道具
・100円ショップで購入した、「A6硬質カードケース」
・樹脂版を貼りつけるのりスプレー
・牛ヌメ革
刻印する工程
今回は革のサイズが長さのあるものを使用したので「A6硬質カードケース」に細工します。
閉じられている長い面を切り取り通りぬけらる状態にし、長めの革を通せるようにします。
使用する樹脂版の背面にのりスプレーをします。
カードケースの内側に貼りつけ、ズレがおきないようにします。
樹脂版を貼りつけたカードケースに革を通します。
今回は金槌や棒を使わず、ハンディプレス機(エンボッサー)を使います。
ちなみに、このエンボッサーという道具は、丸い円状の部分に凹凸樹脂をつけ、紙をはさんで
文字や絵を凸状に加工する為の道具です。
エンボッサーに樹脂を取り付けずに今回はプレス機として使用します。
カードケースに貼りつけた樹脂版の全体をプレスするように、ずらしながらプレスしていきます。
樹脂版通り刻印されました。
実際にプレスした感覚では厚紙よりも革の方がやわらかいので、樹脂版が痛む事もなく
繰り返し長く使えると思います。
刻印は樹脂版で作る時代の扉を開けちゃいました。
※こちらの記事掲載以降、複数のプロのレザークラフトショップでも既にお使いいただいております。
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自作で作成する樹脂凸版の作成手順をアプリにまとめました。
・凸版を作成する仕組み
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