自作刻印作成キット(レザークラフト)
レザークラフトが趣味の方からプロの方まで、多くの方に樹脂版タイプの刻印作成キットを
ご利用いただけるようになりました。
この樹脂版は特殊な樹脂で、太陽光(紫外線)にあてると硬化する特徴を利用して作成されます。
(レジン)の科学反応と同様のものになります。
1.5mm厚の板状の樹脂を黒印刷したネガフィルムで覆い、黒部分は光があたらずに硬化しない
印刷されていない透明部分から光を樹脂版に当て、文字やデザイン部分を硬化させます。
太陽光にあててデザイン部分を硬化したあとは、水に漬けると不要部分(黒遮光で硬化していない)
樹脂が溶けてブラシで洗い落とし、デザイン部分が凸状に残る形となります。
イメージ的にはアクリル樹脂をレーザーカッターで彫刻した刻印タイプがありますが
それに近い仕上がりとなります。
レーザーカッターのような設備も無く作成できる為、個人の趣味レベルでもご利用頂いております。
刻印は打刻でも可能ですし、ハンディプレス機でもプレス刻印ができます。
画像では硬質カードケースを使って、革と樹脂版とのズレがおきないようにはさみ刻印しています。
作成キットは「れたぷれ!start-kit」を最初に購入すると、次回以降は「樹脂版セット」のみを
買い足して沢山のデザインの刻印を増やして行く事ができます。
最初のキットだけでも、樹脂版が【A6】サイズなので、大き目の刻印でも4枚前後
通常の刻印なら6枚~8枚ぐらい作成できます。
樹脂版は普段使う普通のはさみでデザインのサイズに合わせて切って使います。
硬質カードケースを利用して刻印する際に、画像のように位置あわせテープを貼って、樹脂版は
上側にのりスプレーで固定すれば、連続して同じ位置にどんどん刻印していけます。
樹脂版の作成詳細はこちらの記事をご覧ください。
レザークラフト刻印には【れたぷれ!】を使う理由①~樹脂版作成~
また、樹脂版はもともと印刷に使われる樹脂版から応用的に刻印樹脂になっていますので、
刻印と別にインクを付ければパッケージ等にスタンプ(印刷)までできます。
画像は刻印も印刷も同じ樹脂版を使用しております。
経済的にも応用幅的にも自作刻印キットとして使いたい理由がいっぱいあるんです。
【レザークラフト自作刻印まとめ】
自作刻印に関する記事をまとめました。
★★お知らせ★★
自作で作成する樹脂凸版の作成手順をアプリにまとめました。
・凸版を作成する仕組み
・樹脂版作成手順(作成の注意ポイント等含む)
・樹脂版であそぶ(樹脂版でできる事を色々)
これから樹脂版を自作してみたいという方はこちらのアプリで、一通り作成手順とポイントを
確認しておくと、自分でも作成できるかの判断ができるかと思います。