前の記事ではプロが使う樹脂製版の機械で重要な役割について説明しました。
この機能により細かいデザイン、細い線を樹脂版でキレイに作成する事ができます。
今回、この機能をオプションのポンプセットで再現する事ができるようになりました。
★樹脂製版【密着ポンプ】 使用方法
ネットストアでご購入できます。 ●樹脂製版【密着ポンプ】
各樹脂版の「start-kit」に付属する「感光フレーム」を使用いたします。
感光フレームの透明板をこの密着袋に入れます。
※【追記】透明板が割れる事がありますので、100円ショップ等で透明下敷きを用意いただく事を
お勧めします。
この透明板で樹脂版が反ったり歪んだりするのを防ぎます。また、太陽光に感光する際の
フレーム立てにセットしやすくなります。
次に樹脂版とネガフィルムを準備します。今回は真っ黒ネガフィルムで作成したバージョンを使います。
樹脂版とネガフィルムを先ほどの密着袋にいれます。
密着袋の吸引口にポンプを宛て、中の空気を吸出します。
袋がシワになったり、余分な空気を残さないように、手で空気を吸引口によけながら、樹脂版が
しっかり密着するまで、ポンプで吸引していきます。
感光フレームの枠より袋が大きくなりますので、フレーム立てにクリップで止めます。
これでセットは完了です、太陽光にあて、より精度の高い樹脂版を作成しましょう。
ストアでご購入可能です。↓
樹脂製版【密着ポンプ】
※さらにワンポイント!
樹脂版に様々な方向から余分な光が進入し、デザイン部分以外の樹脂が硬化してしまうことがございます、
ひと工夫加える事で光がデザイン部分からしか進入できない状態にする事ができます。
樹脂版が入っている遮光性の黒い袋を使います。
まずは、ネガフィルムに樹脂版をテープなどで、ズレないように固定します。
透明板と密着袋の中に入れ、黒い袋をある程度の大きさに切って、樹脂版の背面に来るように入れます。
中の空気を吸引して、表、裏共に余分な空気が残っていない事を確認します。
樹脂版は遮光性のある黒いビニールとネガフィルムに覆われ、光が進入出来る所は正面のデザイン部分
からしか入ってくる事が出来なくなりました。より精度の高い樹脂版を作成しましょう!
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